「心　豊かに」

平成１１年１０月に一人ケアマネージャとして居宅介護支援事業所を開設致しました。 介護保険制度も、自分の立場としても、暗中模索の日々が続き、どのように利用者様のニーズに応えていくべきなのか、必要な事は何なのかが分からず、利用者様やご家族と共に、右往左往して、毎日途方に暮れていたことを思い出します。
現在は、私を含め主任介護支援専門員２名、介護支援専門員２名の計４名で、保険制度の改正や医療依存度の高い方や認知症など様々な問題に、共に研鑽しながら仕事を進めております。

ご周知のとおり高齢化社会に加速がつき、ますます介護の問題は山積で、課題を解決して行くには気が遠くなるほどの時間と根気が必要ですが、その方それぞれの人生の晩年にかかわることが出来て、それを少しでも心豊かに彩ることが出来たら、こんなうれしい事はないと思っています。

地域包括ケアシステムの構築に当たっても、様々な職種や地域の方々と手を繋ぎ心を寄せて共に時を紡いでいく事が出来たら、住み慣れた地域での晩年が実現できるのではないかと思い頑張っています。

何年経験を積んでも、お一人お一人の人生においてはルーキーだと思っているので、謙虚な気持ちを忘れずに利用者様に寄り添いながら、共に歩んでいく事が出来たら介護支援専門員冥利に尽きると思っています。冷めた頭と熱い気持ちを絶やさないように、これからも頑張って参りますので宜しくお願い致します。